体型別コーディネート提案 ( コンプレックスを個性に変える術)
★ ★ ぽっちゃり太めちゃん体型 男性編 ★ ★
キーワード
・スーツやジャケットはお腹で着るな、肩で着ろ!
・シンプルを心がける中にもあなたらしさを。
私には関係ナ~い!とお思いの女性の方々、ちょっとまって。
ご主人のお腹最近大丈夫?今はスリムは彼氏だって数年後は・・・・なーんて、^_^;
必見です。
まずはじめに、予告してましたUA(ユナイテッドアローズ)のバイヤー、村松氏
からのアドバイスをご紹介!!
雑誌でも有名な彼、実は10年前の教え子であります。いまや全国に彼のファンが
いるというホントにセンスがいい男性です。お洒落好きな男性なら知っているという
人も多いはず。まぁほんとにかっこいいですからね。くやしいけど。笑
レスキューに寄せられた相談メールのなかから一部、答えて頂いたので、
その相談メールの簡単な内容と、村松氏のアドバイスをご紹介しますね。
Q ・ N 様のメール
年頃の娘がいる、いわゆるぽっちゃりタイプです。
やはり太っていて渡辺徹ぐらいか、もうちょっとか。
そして50歳に突入しています。
若いころはVANに傾注し、トラディショナルをきめていました。
できれば、中年男それも太っちょのファッションについて
ご教授いたばければ、と思いメールしました。
A ・ NORIYASU MURAMATU のアドバイス
正直、これは難しい。
太っちょは、キャラクターで勝負と言いたい所ですが。。。
50代で、豊かさを知っていらっしゃれば太っちょは普通だと思います。
逆に痩せてギラギラした方は恐いですね。
提案として、足元に個性とお金を費やして頂きたいです。
豊かさはコーディネートの細部にでてくるものですから。
これからの時期を考えると、コーディネートのポイントは白シャツでしょうか。
シンプルだからこそ、その人らしさが出ますし、太った人には
より必要な清潔感が感じられるアイテムです。着ている自分だけでなく
周囲の方にも好印象を与えるのではないでしょうか。
という内容でした。みなさんはどう感じられましたか?
ここからは政近からのアドバイスです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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女性に理想の男性の体型は?と質問したら、残念ながら太目の人!と
答える人は少ないようです。
少し前まではスマートな人、スラッと背が高い人っていう答えが多かったけど
今はガッチリ系、人気ですね。「守ってくれそう」という理由だそうです。
太っちょの人、もう少し頑張って体を引き締め、ガッチ型に変身しよう!と
言ってしまってはレスキューになりません。(汗)
でも太っている人が好き!という私の友人。
理由は「安心感がある、一緒にいて落ち着く、頼れそう、かわいい」だそうで。
そうか、いわれえてみたらそんないいところがあるじゃないですか!
しかし現実的に街を歩いていて思うこと。そんな素敵な太っちょさんに
なかなかお会いできません。
「あつくるしい、むさくるしい、ダサい」と言いたくなるような方にはたくさん
出会ってしまいます。
それってどうしてなのかな~?
太っている友人に直接聞いてみたらこういう返事。
「若いときはサー、何でも似合ったんだけどなぁ~太っちゃってもう半分
入ればいいって感じかな~」だって。あ~ぁ。そんなことでは「ダサい」はずです。
ではどうやって、太目を生かした素敵な男性になれるのでしょうか。
イタリアの男性から学ぶとしたら、スーツやジャケットの着こなしがあります。
美味しいものが多いうえにストレスが少ないイタリア社会、中年男性はまぁよく
太っています。南に行けがいくほどその傾向も強いけど、彼らは太っちょだけど
なんていうかセクシーでカッコいい!
ジャンフランコフェレなんてお相撲さんのように太っているうえに3重あごなのに、
どうしてあんなに個性的ですてきなのでしょう。貫禄があり、自信に満ちています。
一つの要因としてイタリアのスーツはイタリア人男性が中年になったら似合う、
という形に作られているとしか思えませんね。実際太った体に適度にフィットした
スーツをさらっと着こなしている。日本には中年太りの男性が着て
かっこいい!という自体がないように感じているのは私だけかしら?
それは多分、中年なったら避けられないともいえるお腹ポッコリの洋ナシ形体型
は日本人独特であり、お腹のでっぱりにくらべて胸板や肩幅が貧相な体型に
あった型紙にはなっていないのでしょう。サイズ展開で全体的に大きくなっているだ
けだから、お腹にあわせて大きなサイズを着ると全体感がだぶだぶになってしまう
わけ。
肩に合わせればボタンがかからない、なんて経験はないですか?
そもそもそういうことを考えられたジャケット自体がない、ということを知ったうえ
で少しでも肩に合わせて着こなせる形を探すしかない、または思い切って
オーダーするとよいでしょう。
あ、セミオーダーではだめですよ、おきまりの型紙におさめられてしまったり
恐ろしく形が古かったりしますから。
値ははっても、それをすることの価値はあると思いますよ。
肩で決まるジャケットをゲットすればあとは簡単なのではないかしら?
そのジャケットはビジネス用、カジュアル用とあれば良いですね。
ジャケットひとつでずい分カッコよくなれるはずです。
そして大切な事はシンプルで清潔感があること。
でもそれだけでは太った体を強調してしまうこともあるでしょう。
これもまたイタリア男性から学んだことだけど、日本の太った人は「太っている事」
がまず見た人のイメージとして印象づけられてしまうのに対し
イタリア人男性は太っている人ほど「個性」が印象づけられるように感じます。
太っているからこそ、おしゃれに気を使う、というくらい
個人個人が「らしさ」をもっているんですよ。例えばいつも素敵にスカーフを使って
いたカフェのマスター、長い髭をチャームポイントにしていたブディックの店長、
髭の色までファッションにあわせてカラーリングしていたりします。
いつも靴にこだわり、ブーツが良く似合っていたアパートの管理人さん。
思い出すと、太っていただけの印象の人なんていないなぁ、と。
体型に自信がないと日本ではつい地味になってしまいがちですが(男性に限らず)
太っているからこそ映える装いってきっとある、でもそれは一人一人違う何かなのだ
と思います。
そういう何かを見つけたとき、誰から見ても「太ったひと」ではなく
「お洒落な人」と感じられる太っちょさんになれるのではないでしょうか。